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大雪山旭岳−トムラウシ山を南に見て− |
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1995/7/19〜20(水・木)晴/晴時々曇のち雷雨 〔北海道上川支庁大雪山国立公園〕 | ||||
2009年7月16・17日のトムラウシ山遭難事故報道に接し、昔歩いた旭岳を振り返る。 |
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黒岳七合目までは、 「大雪山層雲峡ロープウェイ」 で、楽ちん。 07:10歩き始め。 1984mの黒岳を越えれば 北鎮岳2244mが見える。 |
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![]() チングルマか 高山植物が、 次々と現れる。 |
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正面、北鎮岳の ハクチョウの雪型が はっきり |
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天辺で 囀っているのは ノゴマ。 砂礫帯に入るまでは 至るところで その歌声が聞こえる。 |
黒岳石室を過ぎたところ、道に通せんぼのロープ。「赤石川徒渉困難」の文字。エエーッ。 困惑していると、石室の青年が出てきた。「橋が流されて、今日まで北側コースに 迂回してもらっていましたが、靴脱いで水の中行けば、たぶん通れます、 ダメだったら引き返して下さい」とのこと。ならば直進、行ってみるか。 |
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![]() 来ました。赤石川の徒渉点。 登山靴脱いで、靴下脱いで 石伝い、上流雪渓の雪解け水、 その冷たいこと、痛いこと。 なんとか無事通過。 |
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北鎮岳の ハクチョウが間近に なりました。 |
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コマクサ! |
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かなり長い間、 群落が 広がっていました。 |
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ヒカゲツツジ ではないのかな? |
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ハクサンコザクラ じゃなくて、 ここでは エゾコザクラ なのか・・・? |
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ハクサンイチゲ じゃなくて エゾ・・・ |
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樹木はもちろん 草木も少なく 高山の砂礫帯に |
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見えました、 南方遙か トムラウシ山 2141m |
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のどかな 天空の広がり |
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北海岳山頂 2149mで 居合わせた人たちと トムラウシ山の 話など。 |
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点々と 黄色い花は タカネスミレ? |
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トムラウシ山は いつまでも よく見えます。 |
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見えてきました きつい登り。 登山者が数人、 雪の上をたどっています。 |
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急傾斜の雪田の 向こうに さらに急傾斜の 砂礫の斜面 |
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![]() やっと旭岳山頂2290m。 14時ちょうどですから 遅い到着。 夕立など来なくて幸運。 ここの山頂でも20分。 西面は、噴煙上がる姿見平。 |
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山頂からも、 トムラウシ山は よく見える。 |
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下ります。 「金庫岩」 というものらしい。 |
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大きな四角形。 ここで、まっすぐ下って 迷った人がいるらしい。 原生林に入り込み 遭難したらしい。 霧の日要注意。 |
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あれあれ、 キツネちゃん。 キタキツネが1匹。 |
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登山客に なれています。 |
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ずいぶん痩せてるねぇ 特に、あげるものも 持ち合わせてないよ。 |
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ざらざらと 崩れやすく 滑りやすい 下りにくい 気の許せない 斜面が続きます。 |
![]() 姿見の池と噴煙 → |
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姿見の池付近は 高山植物の花盛り |
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姿見の 大雪山旭岳ロープウェイ駅 で今日のトレイル 約13kmは終わり、 16:30。 |
2日目、7月20日の出発、姿見夫婦池の縁を07:40出発、北方約11kmの愛山渓を目指します。 出発点の注意書き「愛山渓へのコースを取るかたは、ヒグマに注意。熊よけの鈴、または笛を 必ず持参すること」とある。鈴は用意していないが、笛は持ってきた。 おクマさまに出会いませんように・・。 |
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地獄谷の噴煙を 右手に、裾合平へ。 07:40出発。 |
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雪田でスキーを 楽しむ人たち |
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裾合平を進む |
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途中の、ピウケナイ沢の 徒渉点で、冷たい流れに 苦労。前後30分を費やす。 当麻乗越を過ぎれば 沼ノ平が見えてきた。 ここまでに出会った登山者は 黒い熊のようにあらわれた 中年の男性一人のみ。 寂しいコースだ。 |
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![]() チタン製の保温カップで コーヒータイム。ある 登山用品メーカーから 依頼されてテスト中。 チタン製品の少ない時代で 成形の歩留まりが悪いらしい。 |
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沼ノ平は、 平和な、いい場所だった。 ただし、 ヒグマに出くわさないか その心配さえなければ、 いつまでものんびりして いたいところだった。 |
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ここも 雪田が多く残る。 |
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15:25愛山渓温泉着、今夜の宿。登山道から2kmほどのところにヒグマの親子が出ている、 と聞く。知らぬが仏で歩いてきた、北海道人でないものは、どうしても落ち着けぬもの。 |
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翌21日、 近くの「雲井ヶ原」を 訪ねる。 東京から来た青年と話。 |
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![]() 予備日が浮いたので、 苫小牧市の「ウトナイ湖 サンクチュアリ」に 立ち寄る。 窓辺30cmまで来て 餌を食べるエゾリス。 |
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トムラウシ山は、 独特の姿形をして 遙か遠くに鎮座していた。 |
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今回あるいたコースとタイム。天候に恵まれ各山頂で約20分の休憩など、いい山旅でした。 | |
2009年7月の遭難事故については、Web上に沢山のページがある。 「大雪山」については、→「のんびり歩く大雪山」に詳しい。 また、以下のページ「2002年7月トムラウシ山遭難事故」に、 今年2009年7月事故と類似している遭難事故が詳しく述べられている。↓ http://www.ne.jp/asahi/slowly-hike/daisetsuzan/02taisetudata/04sonanjiko/20020711-13tomuraushi.html |
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